ロータリークラブ
職業奉仕(会員の職業倫理を高めること)と、そこから広がる社会奉仕と国際親善を目的とする。
基本的には「“I serve”私は奉仕する」、クラブとは「奉仕をするクラブ会員であるロータリアン個人の集まり」であり、国際ロータリーはそのクラブの連合体とされているが、個人のみならずクラブ単位や国際ロータリーとしての奉仕プログラムも盛んに行なわれている。
日本のロータリークラブ
1920年、日本初のロータリークラブが、当時三井銀行の重役であった米山梅吉等により東京都に作られた。世界で855番目の認証クラブであった。(ちなみに日本国の855番目のクラブは宮城県亘理町の亘理ロータリークラブである。)
第二次世界大戦による中断があったが、以後増加の一途をたどり、現在では世界第二のロータリー国となっている。
現在クラブ数2,305、会員数94,845人(2009年5月末)。日本は、現在34地区に分かれており、そのうちの1地区にはミクロネシア、 グアム、北マリアナ諸島、パラオという海外の地域もふくまれている。
行動基準
会員の行動基準として「四つのテスト」がある。
ロータリーの綱領
ロータリーの綱領は、有益な事業の基礎として奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成することにある。
- 奉仕の機会として知り合いを求めること。
- 事業および専門職務の道徳的に水準を高めること、あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること、そしてロータリアン各自が、業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること。
- ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活及び社会生活に常に奉仕の理想を適用すること。
- 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって、国際間の理解と親善と平和を推進すること。